「面白い新書」(2006.5.20)

書店の店頭で衝動買いしてしまいました。『ライトノベル「超」入門』。
またラノベの解説書かよ、と悪態をつきつつ手にとって読み始めました。すると・・・
次の瞬間レジに足を運ぶ僕がいました。いや〜、これは新しい。前に読んだ『萌える都市アキハバラ』と同じにおいがしました。真面目に最近のライトノベルブーム?について語っています。対象は作者曰く『ライトノベルを一度も読んだことのない中高年』らしいのですが、作者は確信犯らしく、これはある意味反抗ですね。つまり、本書は初めからこの本を読む中高年はいないであろう!という立場で書かれています。だから、これを若年層が読むと素直に笑えます。凝りすぎているので。
丁寧すぎるキャラ・作品解説も注目です。十分ガイドブックとしても使用できるボリュームです。
八十年代後半からの日本文化の歴史に触れつつ、現代の『表現手法』としてのライトノベル、というものを追究している本書は、ライトノベルをオタクの文化としてしか
捉えられない『ネクタイびと』への痛烈な批判が込められています。昔から本は、読んでもらうために進化してきたのである・・・と。
雰囲気としては、ラノベ版『種の起源』といった感じでしょうか。最近の文化の変遷に興味のある方は、是非ご一読のほどを。

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