電車を待ち
 君がどんなに語ろうと
 僕は決して揺らがない
 電車に乗り
 君がどんなに叫ぼうと
 僕は決して揺らがない
 電車を降り
 君がどんなに歌おうと
 僕は決して揺らがない
 平常心で家路に着く
 道ゆく人は笑わない
 僕の右手は虚空を抱くが
 家に着きドアを開く
 君は笑っていた
 静止した瞬間(とき)の中で
 僕の不動心(アパテイア)ももう限界で
 「その笑顔 反則だぜ」
 イヤホン外して呟いた
 四畳半、僕は壁に話す。

inserted by FC2 system