「涼宮ハルヒ最新刊激しくネタバレ」(2007.4.21)

今回は、大変遅くなりましたが、ハルヒシリーズ最新刊、「分裂」について展開の予想などを誠に勝手ながら立てさせていただきたいと思います。

※今回は本作を既読の読者が対象となっております。注意!

まずはファーストインプレッションから。初めの方のカラーページイラストを見て、「ああ、ハルヒが三人に分裂する話なのかな」と私は思いました。今考えれば支離滅裂にもほどがある予想でしたが、見事にこれは外れました。そこで、タイトルの「分裂」は何を意味しているのか、と考えました。
古泉の解説によれば、ハルヒは佐々木に対して「嫉妬」に似た微妙なfeelingを感じ、自分が気に入っているキョンを、佐々木から遠ざけたい、と思ったと解釈できます。古泉のセリフにもあるように、ハルヒはここ数ヵ月間ずっと精神状態が安定していました。それは、「ライブアライブ」以降の話、特に「憤慨」で顕著です。
つまり、ハルヒはSOS団での活動を通して、精神的に成長を遂げていたのです。この点から私は、ハルヒの中に自分の不満や願望も、出来るだけ世界を大きく変えないように実現させようと言う深層心理が現れてきたのではないか、と予想しました。今までのハルヒなら、佐々木の存在自体を抹消しても不思議ではないのですが、ハルヒはそうはしませんでした。非常に遠回しな実現方法をとっているのです。

二重世界、ダブルフリックを作り上げることによって―――片方では自分の願望が叶う世界を、もう一方では自分の願望が叶わない世界を構築して、ノベルゲーム的なマルチエンディングを実現しているのだと思いました。

次に感想ですが、初めのノリからして今回も前作に続きライトかと思いきや、中盤から突如heavyになり、大変焦って手に汗を握って読み切りました。
また、今回はキョンがとにかくdull!(メアリー・ショルジニ)冒頭の古泉とのやりとりは読んでいて殴りたくなってきました(笑)。
また、最初私は佐々木は男だとおもっていて、女性だと明らかになったときには完璧に面食らって、また読み返してしまいました。いや〜、騙されますよ、この文体では。

最後に。残った疑問を提示してお別れと致しましょう。
@九曜の正体と目的とは?
A長門が熱を出した原因とは?
Bこの事件はどのように収束するのか?(つまり、αとβの意味ですね)

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