「ハルヒオブジイヤー」(2006.5.7)

『涼宮ハルヒの憤慨』読了。
満を持して登場の生徒会長。SOS団は認められないという会長に対してハルヒがとった行動は、

生徒会室突入&猛抗議

それに対し会長は部誌の発行をするなら存続を認めると譲歩。SOS団は部誌の作成に取りかかる・・・。
この本のポイントは、表紙にもなっている長門。今作で初めて『長門が自分自身をどのように認識しているか』が長門の文章から明らかになります。だんだんとSOS団員の内面にも触れてきたようで、非常によいです。
もう一話の『ワンダリング・シャドウ』は少し微妙でしたが、最後のなぜ人間が知性を持つようになったのかという疑問に対し、無機知性生命体の寄生というSF的解釈を加えていたのはグッド。ハルヒはSF小説なんだ、と改めて認識させてくれました。七巻までは、どちらかというと『大事件』ばかりを扱ってきたのですが、ハルヒがSOS団の活動が楽しいと感じるようになり、精神的に落ち着いてくることにより、事件も小規模化してきました。そして、その小事件を何でカバーするかといえば、登場人物の内面の公開です。巻を追うごとに表現も繊細になってきている、谷川先生に今後も期待です。

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