ある私の友人は、バトンを決して他人に回しません。彼に敬意を表して、記事を書こうと思います。
 当初、ウェブバトンは、ネットワーク上のコミュニティ形成のために考えられた物です。ですから、現在のように個人間のネットワークが張り巡らされてくると、これ以上ネットワークを増やす必要は本質的に言えば、必要ありません。しかし、バトンは未だに根強くネット社会に残っています。私は、バトンを他サイトとの交流の一環として利用しているので、全否定はするつもりはありません。しかし、最近ちょくちょく耳にする「強制バトン」に関しては、異議を唱えたいと思います。
 人に、アンケート的なバトンを強制することは、チェーンメールとどう違うのでしょうか。最後に必ず「××人に“必ず”回してね」などと書いてあったら、送られてきた側はどう思うのでしょうか。バトンを指定の通り送ってあげるのは、よほど温厚な方か愚かな方のどちらかです。たとえ本人は自分に送ってくれた人への優しい気持ちで次に回したのだとしても、次の人の迷惑になることは考えられます。迷惑になれば最後、「温厚」は「愚か」に変貌を遂げます。前の人に対して優しくしたつもりが、後の人にとっては半嫌がらせになるかも知れない――。これがバトンという存在が持つ最大の陥穽です。
ですから、前の人と後の人両方に対して優しさを発揮する最良の方法は、「回答はするが、次の人には回さない」こと、いや、「回答はするが、指名して回さない」事だと私は思います。回答したければ、勝手にコピーして、「××さんから回ってきました」と悪くいえばでっち上げればよいのです。ブログという個人の空間が増えゆく現在、バトンの新たな形が求められると共に、私たち一人一人の周囲への意識の改善も必要だと私は考えます。
 強制バトンは各自で無視すればいいじゃないか、などという軽い気持ちではなく、ユーザーが一丸となってそういった非常識なバトンを排除していくというような大きなレヴェルでの進歩を期待しています!

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